ランキングサイトの順位は掲載料で決まることがあります。口コミは消せます。役所が公表する「公共工事の実績」は、そのどちらでもない事実の記録です。京都の665社・入札11万件のデータでの調べ方を3ステップで説明します。
「◯◯市 リフォーム会社」「工務店 おすすめ」で検索すると、ランキングサイトがずらりと出てきます。 でも、そのランキングの順位が何で決まっているのかを確かめたことはあるでしょうか。 多くの紹介サイトは、掲載料や成約手数料を払った会社を上に載せる仕組みです。 口コミも、良いものだけ残すことができます。
このページでは、広告でも口コミでもない3つ目の調べ方=「公共工事の実績で調べる」を紹介します。 使うのは、役所が誰でも見られる形で公表している事実の記録だけです。
役所の工事を受注するには、会社は次の関門を通っています。
| 関門 | 意味 |
|---|---|
| 建設業の許可 | 工事の種類ごとに、技術者の資格や経営年数の要件を満たしている |
| 入札参加資格(経営事項審査) | 毎年、決算と工事実績を役所に審査されている |
| 完成検査 | 工事のたびに役所の検査に合格して引き渡している |
つまり公共工事の実績とは、「役所の審査と検査を、お金をもらって何度も通ってきた記録」です。 広告費では買えませんし、口コミのように消したり盛ったりもできません。
ひとつ大事な注意があります。公共工事の実績がない=悪い会社、ではありません。 民間の住宅だけで評判を積み上げている優れた会社もたくさんあります。 実績データは「良い会社を見分ける唯一の物差し」ではなく、広告と無関係に確かめられる事実のひとつとして使ってください。
当サイトには、京都府の入札結果に登場した665社のページがあります。 入札参加資格のデータ9,267行と、公共工事の入札11万件の集計から作っています。すべて無料で見られます。
ステップ1:お住まいの市町村のページを開く。 その地域で実際に公共工事をしてきた会社が、実績つきで並んでいます。
ステップ2:会社ページの「任せられる工事」を見る。 建設業の許可は工事の種類ごとに分かれています。屋根・塗装・水回りなど、 頼みたい工事の許可を持っているかが分かります。
ステップ3:「一式で任せられる会社」から選ぶ。 リフォームで複数の工事がからむ場合(例:間取り変更+水回り+外壁)は、 建築一式の許可を持つ会社に元請けを頼むのが安全です。京都府には229社あります。
会社を絞ったら、必ず2社以上から見積を取ってください。 役所の入札は参加した全社の金額が公表されるので、「同じ工事にいくらの差がつくか」が観察できます。 解体工事では38%の案件で1割以上、2倍以上の差がついた案件もありました。 プロ同士でもこれだけ違うのですから、1社の言い値で決める理由はありません。
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